ジェイソン・デンハム
スペシャルインタビュー

先月オランダ・アムステルダムよりジェイソン・デンハム、デビ・デンハム夫妻、CEOのルド・オニックの3人が「デンハム GINZASIX」オープンの際に来日。今回公式サイトでは、グランドオープン前日におこなったジェイソンへのインタビューの模様をご紹介します。

このたびのGINZA SIXオープンDENHAM+GINZAコラボレーションについて、またデンハムというブランド、ジェイソン自身のライフスタイルなど、普段はなかなか聞くことができない盛りだくさんの内容となっています。

こちらはデンハム公式サイトのみで紹介するスペシャルインタビュー。ぜひご覧ください。

デンハム・ジャパン(以下D):WELCOME BACK TO TOKYO! 昨日日本に到着したばかりですけど、調子はどうですか?

ジェイソン・デンハム(以下J):ありがとう! 昨晩の「デンハム GINZA SIX」のレセプションパーティーが非常にエキサイティングだったのでとてもハッピーな気分だよ!

D:今回オープンの「デンハム GINZA SIX」は新しい試みがたくさん詰まったお店になりましたね。例えばリペアスペース、デニム洗い場、ドライルームなどが設置された"デニムラボ"など、今までよりさらにアップデートしたデンハムの最新ショップになっています。

J:非常に満足しています。今までリペアスペースやデニム洗い場はありましたが、ドライルームは新しい試みなので特に注目している部分だね。ドライルームは今後の世界のデンハムストアにもどんどん取り入れていきたいと思ってるよ。

J:またお店全体に色々な要素がちりばめられていて、キッズコーナーやウィメンズのスペースもまるでクラブのようにエンターテイメント性に溢れていて、全体的にとても楽しめるショップになっていると思います。

D:ちなみに3月にオープンした「デンハム 新宿高島屋」も同じく店内にデニム洗い場が設けてありますが、大きなファッションビルや百貨店の中に洗い場があるブランドは、世界中のどこにもありませんよね。

J:最新でユニークでハッピーな試みだよね。確かにこういった洗い場を設けるのは世界で初めてのブランドだと思うので、そういった意味で"ルールを破った(DESTROY CONVENTION)"ことは非常に大きな成果だと感じてるよ。こういったように新しい事にチャレンジしていくことは今後もどんどんやっていきたいですね。

D:次にコレクションについてですが、今回ファッション誌の < GINZA(ギンザ)>とのコラボレーションが実現し、日本企画のウィメンズカプセルコレクションがGINZA SIX限定でローンチしましたが、率直な感想はいかがですか?

J:とても素晴らしいコラボレーションだよね。今回のGINZAと制作したアイテムはどれもフレッシュでとても新鮮味があって、デンハムの新しい一面が見えたコレクションだと思います。日本のプロダクトはクォリティレベルが非常に高いので、今後のブランドのディレクションにもぜひ参考にしたいと思ってるよ。

D:特に昨日のレセプションパーティーには、顧客さんや著名なモデルさんがたくさん来られて、皆さんにDENHAM+GINZAのコレクションをかなり気に入ってもらえました。

J:非常にたくさんの方に来ていただいたことと、実際にカプセルコレクションを着たところを見れたことがとても良かったよね。

D:そうですね、そういえば奥さんのデビも昨日GINZAコラボレーションのデニムを履いていましたね。

J:その上にジャパンメイドのスカジャンを着てたよね。まさにジャパニーズコンビネーション。

D:確かに笑

ルド・オニック(以下L):僕は昨日デンハムの法被(はっぴ)を着てたんだけど、そしたらお客さんが「あ!ギンザだ!」って笑

D:かなり似合ってましたね笑

D:続いての質問ですが、デンハムの"ショップ(プレゼンテーション)"や"商品(プロダクト)"は、ここ日本ではオランダやその他の国とは少し違ったかたちで発展していっていますが、日本でのデンハムの展開やデンハムのジャパンスタッフの仕事についてどう思いますか?

J:まずデンハム・ジャパンチームの仕事にはいつも進化と発展を感じています。特にストアのコンセプトには非常に力が入っていてすごく参考になりますね。また日本のお客様はとてもすばらしく、知識も豊富でデンハムの商品のことを良く分かってくれています。また日本は商品のクォリティやサービスのレベルも非常に高いので、日本のマーケットは色々新しいことを試すにはとても良い国だと思っています。

D:ちなみに日本ではジェイソン自身の知名度も高くなってます。例えばファッション誌の<OCEANS(オーシャンズ)>の連載や、去年だとテレビ東京の<和風総本家(わふうそうほうんけ)>への出演などで、かなり有名人になってますね。

J:ありがとう!去年のテレビ出演では有名な"はさみ職人(鍛冶師の大河原 享幸氏)"に出会えてとても光栄でした。1つ自分用の"はさみ"を作ってもらったことも嬉しかったし、実際"はさみ"を作ってるところを見せてもらったことも良い思い出だね。また日本のテレビ番組の方々がアムステルダムのデンハムオフィスに取材に来てくれたことも嬉しかった。デンハムのデニムや情熱を伝えることができたし、集めているヴィンテージのシザーズコレクションなども紹介できたのは、自分にとってとても印象深い出来事でしたね。

J:OCEANSに関しては非常にデンハムというブランドに合っているファッション誌だと思ってて、日本のメンズ雑誌のなかでもとてもクールな雑誌だと思うよ。デンハムのスタイルとOCEANSのスタイルは密接に繋がってるし、自分の連載ページによってデンハムのブランドストーリーを十二分に伝えられたんじゃないかな。

D:また去年はポール・スミス氏と一緒にインタビューされていましたが、非常に興味深い内容でしたね。ポール・スミスはここ日本でも成功しとても有名なブランドですけど、デンハムも第2のポール・スミスとなるよう本気で期待しています笑

J:その考えは天才的だね!笑 嬉しい褒め言葉だと受け止めるよ。ポール・スミスは自分にとってとても大きな存在で、自分がデザイナーを始めたころからインスピレーションに大きな影響を与えてくれる人物。お互いのブランドで面白い共通点があって、ポール・スミスはロンドンの"フローラル通り"にいくつもショップをオープンさせているんだけど、それと同じようにデンハムもアムステルダムにいくつかのショップをオープンしています。

J:日本でもこれからそういったかたちでショップを展開していきたいね。あとポール・スミスの成功の秘訣は、日本の顧客さんとのつながりを大切にし、関係性をしっかり築きあげてきたことだと感じていて、デンハムもそういったかたちにしていきたいですね。僕はポール・スミスの偉業をとてもリスペクトしているので、同じような存在に少しでも近づければと思ってるよ。

D:ちなみに来年の2018年でデンハムはブランド設立から10周年を迎えますが、ブランドとしてこの10年で変わったこと、また変わらなかったことはなんでしょう?トレンドの移り変わりが早い世の中で、1つのブランドが10年間続くということはそれだけで素晴らしいことですよね。

J:まずブランドに対して強い思い持ち一生懸命に取り組んできたということが、デンハムが10年も続いた背景だと思うよ。それと最初にブランドを作りあげた時から常に新しいものを作りたいと思っていて、美しい"MOUTH WATERING DENIM(欲しくてよだれが出るほど、誰もが羨むほどのデニム)"を作る、というコンセプトは当時から大事にしています。やはりデニムに対して常に新しい試みを行っていることが、ブランドとして発展・革新したことに繋がっているんじゃないかな。

J:ブランドを立ち上げた当時は"ヘリテージ(歴史)"や"トラディション(伝統)"のテイストが流行っていて、例えば重たい生地の生デニムなどがコレクションの主流だったけど、今はもっとテクニカルでデニム生地自体にも表情があったり、面白いパフォーマンスが組み込まれたデニムを作り上げています。近年ではイタリアのカンディアーニ社の最先端のデニム生地を使用したり、毎シーズン色々なバリエーションのデニムを制作しているよ。

J:あと先ほども少し話したように、ブランドとして良いコンセプトを大切にしていることだね。デニムだけでなくショップのプレゼンテーションだったり、どんなことにもストーリーを持って、それをしっかり伝えられるブランドを作り上げています。

J:皆さんご存知のとおり、デンハムには当時から"THE TRUTH IS IN THE DETAILS(神は細部に宿る)"というブランドのフィロソフィーがあって、それはプロダクトだけでなくブランドの色々な部分に組み込むことを常に強く意識しているよ。

D:ブランドの10周年ではスペシャルなコレクションの展開を予定しているみたいですけど、どんなものになりそうですか?

J:そう!コレクションは非常にうまくいってるけど、秘密だからまだ何も言えないんだよね笑 というのは冗談で少しだけ話すと、新しいコラボレーションだったり、ブランドのフィロソフィーをしっかり組み込んだり、かなりエキサイティングなコレクションを準備していて、皆さんにお見せできるのをとても楽しみにしています。1つだけ言えることは、自分自身のシグネチャーコレクション「JASON DENHAM COLLECTION」を用意していて、このコレクションがこれからも大きな存在になっていく可能性があるね。高級感のあるラグジュアリーな生地を使用したり、とても美しいディテールを込めたり、非常に満足してもらえる内容だと思うよ。コンパクトなコレクションだけど今年の年末のローンチに向けて準備しているので皆さん楽しみにしてください。

D:次の質問ですが、今後もデンハムのブランドフィロソフィーや大切なことは今までのように変わることはないと思いますが、自分自身のライフスタイルは次の10年はどのように過ごしていきたいですか?

J:年齢を重ねていることもあって、自分でも歳を取ってきたなと変化を感じているんだけど、これからはもっと家族との時間を大切にしたいと思ってるよ。特に若い娘がいるので、彼女と一緒に過ごす時間を大事にしたいね。でもアクティブに働くというのは今後も続けていきたいので、健康面もよりヘルシーになっていきたいですね。今までは非常に"ワーカーホリック(仕事中毒)"な部分もあったので、常に健康な状態をキープできるよう気を配っていきたいと考えているよ。ちなみにブランド10周年の企画として、デンハムのみんなで10キロのチャリティーマラソンを走ることを計画していて、去年に試しにルドと一緒に走ったんだよね。

L:自分が走れるんだから、ジェイソン、キミも走れる!って笑

D:そのとおり笑

J:だから次もぜひチャレンジしたいと思ってるよ。もちろんデビも参加するし、アキさん(デンハム・ジャパンCEO根岸)も強制参加で笑 これはインターナショナルなプロジェクトとして、デンハムに関わるみんなでやりたいと思ってるんだ。

D:それはいい企画ですね。 最後になりますが日本のデンハムファンに向けてメッセージを。

J:最近の出来事で伝えたいなと思ったことは、昨晩のGINZA SIXのレセプションパーティーで日本の顧客さんと出会ったんだけど、彼はデンハムのビックファンでデンハムのデニムを1stシーズンから買い続けてくれてて。今や17本のデニムを持っていて、昨日も新たな18本目のデニムを購入してくれました。多分自分よりデンハムのデニム持ってるんじゃないかな笑

J:特に日本のデンハムファンの素晴らしい部分は、ずっとデンハムを好きでいてくれるのと、お店にまた戻ってきてくれるというところですね。それはスタッフとのつながりや洗いのサービスがあるという部分もありますが、ファンの方々が継続して足を運んでくれることに大変感謝しています。今回「デンハムGINZA SIX」という新たなフラッグシップショップができたことによって、これからもそういった顧客さんが増えていくことを願っています。

D:確かにそれはとても素晴らしいことですよね。それでは明日のグランドオープンもぜひ楽しんでいってくださいね。

J:ゴメン!明日は都合が悪くてちょっと行けないんだよね、、というのはジョークでもちろん絶対行くよ!なんといっても明日はデンハムにとって最も重要な日だからね!